平成19年度事業報告
平成19年度事業報告承認の件
はじめに
三和町が福知山市に編入合併されて2年が経過し三和地域の生活にも変化が出てきています。こうした状況の下で三和荘と周辺施設の指定管理事業、バス、移送事業などはほぼ順調にすすんできました。しかし、行政側と指定管理者制度、委託制度に対する考え方の相違などがあり、指定管理者は夜久野ふるさと公社の破綻をはじめ市域全体で厳しい経営を余儀なくされました。また、NPOの活動も全国的に伸びが鈍化傾向にあります。その最大の原因は資金難にあります。こうした状況のもとで政府はNPOに対する方向性を検討する動きが出ています。
こうした情勢の下で三和荘及び周辺の指定管理事業はほぼ年度計画に近い成果を上げることができたのは会員の皆さんをはじめとする広範な皆さんの支援のたまものと考えています。
1、 NPO法人の事業推進について
1) 事業の推進について
1. 三和荘の体制強化については毎月はじめに各部門から代表者が参加し前月の実績報告と当面の必要事項について協議してきました
2. 広報、宣伝について地元新聞(両丹、綾部、丹波)への定期的な宣伝広告、3周年記念事業としてKBS京都放送での30分番組の放映などを行ってきました。
3. 機関紙「丹波・みわ」では地元の関係する記事とあわせてそのとき話題の問題を取り上げてきました .
4. ホームページについては定期的な更新ができず十分な役割を果たすことができませんでした。
5. 文化交流については、産屋の里フエスタ、新美・三和展、オペラ公演、カントリーダンスなどを取り組みました
6. スポーツ交流は振興会と共催し5種目の競技を行いました。また、三和特産品ゲートボール大会を実施しました。
7. ペタンクについては三和荘杯などを行いました。
8. 日本ウオーキング協会、国際・日本市民スポーツ連盟に加入しました。
9. 都市と農村の交流事業は山菜、たけのこ、ジャガイモ、さつまいも、栗、小豆のからさや採り、枝豆採りなどを取り組みました。
10. 共催事業として東部スポーツの集い、三和フエスタ、鮎まつりなどを取り組みました
11. 福知山10景(大原神社・産屋)福知山の山10山(鹿倉山)の選定に協力しました。
12. 観光協会三和支部の活動に協力しました。
13. 公民館活動として運動会、敬老会の催しに協力しました。
14. 三和荘を応援する「みわ倶楽部」ができました。
15. バス事業は高校生の減少、民間病院の送迎体制の強化などで運賃収入が減少しました。
16. 過疎移送事業は本年1月9日付けで更新しました が福知山市移送事業運営協議会が過疎移送についての考え方が決まらず運営協議会が開催されていません。
17. 福祉移送については医療制度の変更で入院日数の短縮や高齢化のすすむ中で下半期から増加の傾向にあります。
2) 組織、機構、人事
1. 毎月の定例会議を定着させ前月の実績について共有するとともに直近の行事、催しを確認する体制を確立しました。
2. 人員配置については一部で慢性的な人手不足が生じ労働荷重となっています。
3. 全職員を対象にした研修会を開催しました。
4. AED設置にともない研修会を実施しました。
5. 防災訓練については1回実施しました。
6. 職員の健康診断を実施しました。
7. 職場環境については休憩室の確保が求められます。
8. 賃金については現状据え置きとなりました。
9. 経費削減については、各部門から改善点を出し合い可能なところから実行に移しています。
3) 会員の拡大
1. 33名の入会がありました
2. 一方、会費1年以上未納者もあり有資格の会員は261名となりました
3. 会費の期日内納付を徹底する必要があります。
2、 三和荘と周辺施設(指定管理事業)
1) 三和荘、宴会、レストラン<利用状況表 別紙>
1. 三和荘の宿泊利用状況(子どもの合宿を除く)は利用人員10,047人、客室稼働率73,29%となり昨年実績から若干下回る結果となりました。
2. 閑散期の日木パックは定着化してきました
3. ねっと利用者はほとんどビジネス客が占めその結果平日のシングル、ツインルームはビジネス客が占めています。
4. 宴会の利用は旧三和町域、福知山、綾部、丹波市が大半を占めています。
5. 昼の宴会利用が夜を若干上回っています。
6. 通常の宴会は同級会、町内自治会、法事などに加えて仲良しグループで女性が大半を占めています。
7. 地域、家族構成の変化で従来、町内持ち回りで行われていた宮講,株講などの利用が大幅に増えました。
8. レストランの一日平均利用者(朝食含む)133人となっています。
9. 送迎は送迎件数1115件、14,353人となり地域別では福知山市内341、旧町内204、市島、春日194、綾部137、丹波、園部67の順となっています。
10.季刊「三和荘だより」を発行し新聞折込等で料理の宣伝を行いました。
2) ホール、ギャラリー
1. ホールでは三和町文化協会展、新美・三和交流店、三和フェスタ、オペラ、カントリーダンス、文化講演会、カラオケ大会、ピアノ発表会など多彩な催しが行われました。
2. ホール、ギャラリーで催しを行うことによってレストラン利用者が増える相乗効果があがりました。
3. 三和ライオンズクラブと共催で「ふるさと文化講演会」を開催しました。
3) スポーツ施設
1. テニスの利用者が大幅に増える傾向にあります。
2. 運動場、体育館は公認競技場になっていないため中学、高校等の大会受け入れができません。そのため利用者の限界があります。
3. ペタンク場は西日本リーグなどが開催され京都市内をはじめ遠方からの利用者があります。
4. 三和特産品ゲートボール大会を開催しました。
5. 運動施設全体として利用料が安く採算ベースにのらない現状にあります。
4) 構築物の費用負担について
1. 三和荘及び周辺施設の費用負担について管理権限者(福知山市)との間で今年度も整理できませんでした。
2. 指定管理者の過失による構築物、備品の破損等を除き管理権限者が費用負担を行うようもとめていきます。
3. 参考資料 <確認書>
3、 市営バス事業
1. 運賃収入は781,190円で昨年より約10万円減少しました。
2. その主な原因は福知山市、綾部市の民間病院が送迎バスを配車したことや三和分校の生徒数の減少にあります。
3. 今の三和の実態に合った運行体制の確立が急務となっています。
4. 60万キロ以上運行しているバスの更新と低床バスが望まれます。
4、 福祉、過疎移送事業
1. 福祉移送は353人,1,061,106円となりました。外出支援助成券の対象者が減った影響と民間病院の送迎バス配置などで減少しましたが下半期は医療制度改革の影響で増加の傾向になりました。
2. 過疎移送は464人,1,117,500円となりました。1月9日付けで運輸局似更新手続きを行いましたが福知山市移送事業運営協議会はいまだに開催されていません。
5、 交流事業
1. 山菜、筍、ジャガイモ,さつまいも、枝豆、小豆もぎとり。栗拾いなどの交流事業を実施しました。一定の固定客も生まれました。
2. 第1回団塊の主張全国コンクール表彰式が三和荘で行われ80名の参加がありました。
3. 交流事業はねっとの有効利用が求められます。
6、 健康体操
1. 継続して参加している人達の思いを正確に把握し参加者の増加につなげる必要があります。
2. 参加者のニーズにこたえるプログラムの検討が必要です、
3. 東部保健センターとの連携を強める必要があります。
7、 ウオーキング
1. 日本ウオーキング協会、国際・日本市民スポーツ連盟に加盟しました。
2. 秋のワンデイーウオークを取り組みました。
3. 日本ウオーキング協会公認コースづくりに取り組みました。
8、 共催事業
1. 鮎まつり,東部スポーツの集い、三和フエスタ、ペタンク、ゲートボール、ふるさと文化講演会、文化協会、スポーツ振興会、オペラ、カントリーダンスなど共催事業を取り組みました。
2. ウオーキングについては府県を越えて後援を受けたり三和町の企業、三和荘への納入業者からの協賛を受けるなど幅広い団体からの協力を受けました。