細野峠
 細野峠は、三和町兎原中から字大身へ越える約2キロメートルの峠道。かつては、京都から山陰に向かう主要道として、江戸時代には、参勤交代の大名行列もこの道を通ったといいます。さらに古くは、小式部内侍の「大江山生野の道の遠ければ まだふみもみず天橋立」の歌に詠まれた大江山生野道もこの道。平成8年には、文化庁により全国歴史の道百選にも選定されました。丹波地方で、約2キロにわたって昔のままの姿の道が残っているのは、ここだけといいます。
 峠の頂付近には、かつて多くの信仰を集めた百観堂円通庵の跡地が残り、現在は、麓にある龍源寺の百観音堂に百体の観音像が安置されています。
 また、江戸時代末期に起こった一揆、大身騒動の首謀者の首が晒されたといわれる場所や旅人ののどをうるおした湧き水が出る中田の地蔵跡などが残っています。